昔のままにしておくことが文化を守ることなのか
昨日の夜、城端曳山史を読んで思ったことです。
曳山は元からあんなに豪壮ではなかった。
更に、曳山の部品で約250年間使われているものはとても少ないです。
つまり、曳山はその時代の産業の移り変わりや政策などによって、変化を遂げていきました。
つまり今ある文化は昔からの積み重ねによってできているのです。
時代の流れに対応し、良いものものは残して悪いものは買えるということをすべきだと思います。
でもそれができない。
ここからは私の予想ですが、この理由は、ここまで作ってきた制度を変えるのが面倒なのではないでしょうか。
私も1から何かを作ることをしたことがありますが、それまでの過程がとても大変でした。それをもう一度しなきゃいけないと考えるだけでもやりたくないです。
でもやりたくないで済まされるような問題ではないと私は考えます。
先ほども述べましたが、時代は流動的であり、似た時代はあっても同じ時代などありません。
それに合うように文化を昇華させ、より良いものにしていくことが文化を守ることではないでしょうか。
昔の状態を守らないといけないと言っている方が多くいますが、それってやりたくないことの言い訳にも聞こえてしまうのです。
この時期に歴史を調べることもいいのかもしれません。